銘柄の相場変動から資産運用の利益を得るのがキャピタルゲイン

資産運用から得られる利益には2種類あります。
インカムゲインとキャピタルゲインです。

インカムゲインとは銀行預金の利息のように元金が付加価値を生み出すものです。
一方キャピタルゲインとは資産運用の対象になる銘柄の相場変動から得られる利益のことです。
例えば株式を取引銘柄として資産運用したときに、株式の買った時の価格が売った時の価格よりも安ければ買った時の価格と売った時の価格の差だけ利益を得ることが出来ます。
この差額の利益がキャピタルゲインです。

インカムゲインの典型は銀行の預金の利息です。
この増えた価値はどこから来ているかというと、銀行が預金者からお金を預かってそれを企業に貸します。
銀行からお金を借りた企業は、そのお金で商品を生産し価値を生み出します。
その商品が売れることで新しく生み出された価値が実現し利益が生まれます。
その一部を企業は銀行に利息として払います。その利息の一部が預金者に支払われます。
このようにインカムゲインでは実際に価値の増加が起こっています。

一方キャピタルゲインではそれ自体価値の増加は起こっていません。
資産運用している銘柄を交換する時に価値の再分配が行われているだけです。
資産運用の銘柄を株とすると高値で株を売った人の利益は買った人の損です。
しかし買った人は株式から得られる高い配当が目当てかも知れません。
そもそもその銘柄に高値が付いたのはその企業の業績が良く高い配当を維持し続けているからかも知れません。

キャピタルゲインは相場変動を利用した投機的な資産運用を煽ります。
このため金融市場が不安定になるというデメリットがあります。
しかし、ある程度投機的な取引が許されていることで金融市場にたくさんのお金が集まります。
それは企業の資金調達をしやすくします。
つまり企業の価値の生産を加速させます。

こうしたマクロの視点からある程度の投機的な資産運用は無いよりはあった方が良いと言えます。
しかし、あまりキャピタルゲインばかりを狙った投機的な資産運用が多すぎると金融市場が不安定となり金融危機の原因となります。
このため金融取引にはある程度の規制がかけられています。

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